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2006年7月24日 (月)

時代性とか音楽のこととか

04_dm土曜日からかわいらしいお客さんが来てました。その子が音楽が大好きで、久しぶりに音楽の話で盛り上がりました。彼女は14コも年下で全く世代が違うのにめちゃくちゃ音楽に詳しくて、しかも音楽の趣味が似ててびっくり。今私が音楽に夢中だったら、間違いなく一緒に音楽活動してただろうなって思えた(笑)。大方処分したCDの中から残ってた数少ないアルバムを取り出して、じゃあこれは知ってる?この人のこ曲すり切れるほど聴いたよ、この人の声いいよねえ、この楽曲がうんたらって延々、久々にうちのステレオも活躍した。20代の頃はロッキン・オン・ジャパン読んで、音楽にライブに意見を交わしたりの青春の日々だった。ジャパン(ロッキン・オン)を読むことや、音楽を聴くことのほうが、どんな政治家の話や難解なことに触れるより、率直に今の世の中で起こってることや痛みを推し量ることが出来た。ジャパンと音楽は時代のバロメーターのようなものだった。なんやかやその子と長らく音楽を引っ掻き回して聴いたり、感じてたことを聴いてたら、影響を受けてるその子の感じ方、当時一緒に音楽の情報交換してた友達の事など思い出してきて、相当私たちも音楽に救われてきたし、生き方も影響されてきたなあと振り返った。今も、音楽から時代を感じ、影響受けてる。
その女の子と青山にあるHBギャラリーで開催されているイラストレーター、トヨクラタケルさんの展覧会を観に行きました。そもそもその子は大阪からはるばるこの作家さんの絵を観るために上京されてたんですね。展示されてる作品はそれ自体が一つにまとまって、独特の世界を醸し出していた。奇麗だし、力強いし、画面の中に不思議なストーリーがあってその世界に引き込まれる、どの絵もとても魅力的でした。何より時代へのメッセージ性が強い。作家はどのような環境で、どのような衝撃を受けて何を感じながら生きてきたのだろうか。静かだけど会話や音が聞こえてきそうな、今にも動き出しそうな子供たちの設定された場面を見て思わずにはいられない。パッと見可愛いけど、とても、笑えない。こちらに真剣に問いかけてくるし、観るものに考えさせる、想像させる行間がある。描かれているものはブラックだけど、そこに流れているものはマイナスやネガではない。どういう表現手段であれ、相手に考えさせる作品ってすごい(つよい)って思いました。個人的には内在するものがポジのほうが共感しやすい。二人でじっくりゆっくり観覧でき、時代を感じられるとてもいい展覧会でした。とにもかくにも音楽に影響され、音楽の話で盛り上がることしきりのなかで。

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