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2007年6月 6日 (水)

熱いもの

Dscf4444カンヌ国際映画祭で審査員特別大賞(グランプリ)受賞の映画監督の河瀬直美さんが話す機会を連日のようにメディアで拝見する。以前、地元の奈良県を紹介する番組のときも不思議な雰囲気をもった人だなあと眺めていたことがあったが、毎回話す一言一句が心に滲みる。こういう熱いものがあるからつくる必要があり続けているんだなとひしひし伝わる。監督をみていて、うまくいえないけど、そういうもの(そこまでのもの)がなかったらする必要もないししなくてもいいということを思った。
今はずっとうかがっていないしばらくの陶芸研究所に昔、生徒で中上健次さんの次女がいて、作家中上健次の郷里である和歌山のこと、作品に書かれるその場所と作家の背景、書かれていたことについていろんな話を聞かせてもらったことがあった。その中で、こんなことを言っていた。母親も世に知られた俳人であり作家であったけれど、父、中上健次と出会った時、私にはこのような熱いものがないと筆を置いた。というようなエピソード。河瀬直美さんの中にある生まれつき備わって、変えようにも変える事のできない熱いものを画面からひしひしと感じつ、この話を思い出した。

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