« 転がるスイカ | トップページ | 祈りの一票 »

2007年7月30日 (月)

そのことに意味はない

Dscf4887大阪いとへんの展覧会、お忙しいなかお越しくださった方々、ありがとうございました。

学校を卒業して食べていくためにデザイナーになろうとデザイン事務所に入ると、デザイナーになるために絵を辞めるよう上司に強要され、はじめて絵が描けなくなることへの辛さに号泣したという絵が好きで好きでたまらない青年、一方で、青年より年月を生き、美大を卒業したあと様々な仕事をやってきた上で、最終的にやはり自分は絵を描いていきたいという思いに達し、制作されてるという作家の方など。会場に来て下さった方々からいろんな話を伺えた。
普段の仕事の延長で描いた絵と、そうではなく個人的な絵を展示した今回の空間の中でいろんな事を考えました。
私はとっても単純なことを忘れていた。
描くそのことに意味はない。自分がやりたいからやってるただそれだけ。
それは絵以外のことにもあてはまると思った。

個展会場で感じた事の反芻のなかで、家に帰って、今までさんざん憧れたり、影響を受けてきた様々な作家の画集が並ぶ本棚を眺める。
この画集の中にいる作家たちも同じなんじゃないか、誰かや何かのためという、たいそれたことではなく、ただ単に絵を描きたいと思うから描いているだけ。そんな普通なこと。
その中にただ好きという気持ちだけでは描いてもいられない、生活していくための葛藤や喜怒哀楽も全部含んでいて、それがまるごと楽しいのだろうと思った。
だから人間の根源にあるやっかいに思えてとても単純なことをもっともっと味わいたい(楽しみたい)と思いました。絵を描いてやろう、何かをやってやろうというのではなく。これがなかなか心の動きにとらわれてばかりの日常で、難しくはあるけれど。

そんなあらゆる問いかけのきっかけをくださった、今回お会いできた方々もできなかった方々も、このような出会いを与えてくださった、大坂の いとへん という素晴らしい場とスタッフの方々へ、心から感謝します。
そして、絵というものに出会えた人生に感謝します。

|

« 転がるスイカ | トップページ | 祈りの一票 »

コメント

そんな素敵な勝美ちゃんに出会えた人生に、私も感謝します。

投稿: めぐちゃん | 2007年7月30日 (月) 23:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77939/15945789

この記事へのトラックバック一覧です: そのことに意味はない:

« 転がるスイカ | トップページ | 祈りの一票 »