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2007年10月 4日 (木)

奇蹟のテーブル「 アル・ケッチァーノ」への旅 2

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まずは、奇蹟のテーブルに登場する、産直あねちゃの店に。ここで新潟テレビの取材陣と同行された奥田シェフと合流。ご挨拶したあとは、「何が食べたい?」のサービスで自分が食べたいと思う野菜を次々リクエストさせてもらった。「茄子、きゅうり、にんじん、もって菊(庄内の名物、食用菊の王様、殿様の食べ物で、このような高級な菊の花を食べるとはもってのほか、から名がついたとか)、アスパラ、いちじく・・」と次々こちらも指差しリクエストさせていただく 、なんちゅう贅沢。「他にはない?」、ということで、忘れたけどどんどん回って行く。なぜなら一流の料理人の状況判断と動きは驚く程機敏で、こちらもぼけっとしていられない。次は枝豆のコーナーに。庄内名物のだだちゃ豆が終わったあと、4種の枝豆が並ぶ。「どれが一番美味しいと思う?」と奥田さん。私はくる前に全部味見し終わったあとだったので「これ!」と指差すと「正解!」。味覚の天才から「正解!」との声、嬉しいねえ〜〜。

実家が漁師と村上さんがお話してださり、「じゃ、予定変更、魚市場に行きます」と取材陣に。庄内の海の幸の市場に行ける、このサプライズは飛び上がりました。そしてその魚市場でも「どれが食べたい?言って」と矢継ぎ早に、鋭い眼光で品物を定めつつ問いてくれます。庄内の名物ハタハタと、ぼたん海老と、口細カレイをリクエストさせていただいた。「口細カレイはべっこう色の色合いを選んでみて、縁側に黄色い線の走るものは云々」と教えてくれて「じゃあこれで」と選びとる。「他は?(何か食べたい魚ほかにない?)」と。他にもあるある、「全部食べたいです。」。奥田シェフの献立構成で相変わらず素早い判断で素材は選ばれていきました。
ここで、奥田さんはランチの準備にお店に戻られる。


このあと、河井さんの案内で「藤沢カブ」という紫色の細い小さい胴体の珍しいカブ、その畑がある山の上に向かう。藤沢カブはおじいちゃんが一人で育てていた庄内の在来野菜。そのカブと奥田さんが奇蹟の出会いを果たし、発見し、こんな美味しいカブがあったとはとお店で使い、東京のレストランに営業し、今では何人かの農家の人々がつくり育てられているという。この山の上にある藤沢カブの畑は一部アル・ケッチァーノ用に借りられており、育てられていました。奥田さんが出会う野菜たち、食材たちは、奥田さんのその鋭い触覚、嗅覚、素材を執拗なまでに愛する、自然と合体する心の引力がなせる技なのだと思う。そのようなエピソードが奇蹟のテーブルの中や、また途中、村上さんや河井さんのお話を伺うなかで痛感した。

そんなロマンチックな素材との出会い、それを呼び込む奥田さんの人柄を思いつつ、山を下り今度はアル・ケッチァーノの野菜畑に案内してもらう。河井さんの携帯が鳴る。「奥田さんがが食べたい野菜をとってきて、と言っています。」と。嬉しい以上に笑えた。これ以上食べれないっつうの。お客さんは私たち以外にもたくさんいらっしゃるだろうし夜の分もあるだろうからなのだろうけど。しかし、笑えると同時に、その素材への愛情と同じく執拗なまでに人を喜ばせようとするエンターティナー性、これぞプロと唸るばかりの流石のサービス精神に心打たれたのでした。

河井さんのご指導のもと、ルッコラににんじん葉、つるむらさきにバジルなど、それはそれは可愛い、夏から秋に彩りを変える野菜たちをもいできました。河井さんに「こんなにとっていいんですか」って聞く。「もっとあったほうがいいですねえ」と河井さん。「まだですか〜?」私。もくもく...とり続ける河井さんと、私。すんばらしい庄内の大地と空です。自然の宝物がふんだん。河井さんと私が素材をもぎとる写真をとって下さったのは村上さんです。村上さんは自然のなかで、庄内の栄養(景観、大地の空気)をふんだんにもぎとられていました(そのように見えました)。

つるむらさきをもごうとしゃがむと、地べたには青虫が幸せそうに這っていました。

つづく。

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