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2008年7月26日 (土)

魚の思い出

Dscf8345000赤坂は東京の中で、好きな街のひとつ。大人な街で、乃木坂までの道のりは落ち着いてよく散歩をしたもの。そんな赤坂で土曜の午後、懐かしのナンのカレーを食べた。ん〜まい!
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夜は今が旬の鰹が無性に食べたくて、祐天寺のお寿司屋さんに駆け込む。久しぶりのカウンター寿司、なんて贅沢。初鰹のたたきに舌堤を打ちながらビールを傾け、江戸前寿司の仕事をいくつかいただく。鰹ももちろん握っていただく。

浜で育った私には、各々の魚のストーリー、思い出がある。とりわけ光り物、青魚が好物だった。鰯と言えば、当時は漁から帰った父がさばいたざるに山もりの刺身、一杯やる父の傍らで弟と一緒に刺身をつつく。いわしのつみれを母と共につくり、また塩干し、みりん干しにの仕込みをし、一家でいわし三昧の日々。配る程上がった鰯を近所に配りにも行った。脂の乗った真鯖の時期の仕事も覚えている。話し出すとともらなくなるほど旬の魚のストーリーと情景が自分のなかに宝石のごとくある。

鰹も、大がつく程好物の魚である。その鰹に思い出ができた。盛夏、蝉の鳴き声を聞きながら歩いた原宿界隈、中目黒の商店街にぶら下がる祭りの提灯、週末の賑わい雑踏の音。夏の夕暮時のほろ苦いビール。日常という得難い時間のなかで交わした、たわいもない会話。全て含めて、今日のお寿司屋さんのカウンターでみょうがのスライスともに、君といただいた初鰹の味を一生忘れないでしょう。

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