« バーナード・リーチ様 | トップページ | かえるの家族 »

2009年2月 9日 (月)

歌うたいのバラッド

20090209_2ap Bank フェスで歌うたいのバラッドを歌うミスチルの桜井くん。こんな野外で歌っていても辛そう、そしてご本家斉藤和義よりも断然深刻、心にグッとくる、この人に歌われた際には、この世界のなかに入らずいられなくなる。手をとめて聞き入ってしまう。

この歌について今まで何度書いただろう。原曲は斉藤和義のラブソングである。しかしミスチルの桜井くんのが惹かれてしまう私は病気なんだろうか。病気の人の気持ちがわかると思っている、ということは病気なんだろうか。でも本当に重度な病気だったらこんな場面、辛くて辛くて観ていられなくなんじゃないか。とか。。。勘違い野郎と思われても、私は病気の人の気持ちがわかると思っている。より病気の人(陰)に惹かれる。
-----------------------------------------------------------------
嗚呼 唄うことは難しいことじゃない
ただ声に身をまかせ 頭の中をからっぽにするだけ

本当のことは 歌のなかにある
いつもなら 照れくさくて 言えないことも

歌うたいのバラッド/ 作詞:作曲・ 唄 斉藤和義より引用
-----------------------------------------------------------------

アパレルに勤務の知り合いと私は共にバンブオブチキンの藤原基央が好きで同時期に赤坂ブリッツにバンブのライブにも行っていて、基央の話でも盛り上がっていた。基央は同じように生き難そうなんだけど、幸せになろうとか今自分が不幸だとかそんな風に思っていなくて、このままでいいと思っているのが伝わってくる。それはそれでとても強い。基央のあの病み度はそれでなんともたまらなく惹かれる。

その知り合いのお店にミスチルの桜井くんが奥さんとたま〜に来るらしい。「桜井くんは実際会ってもすごく暗くて(陰で)、とてもいたたまれない空気を放って無口。アーティストそのもの、ただ彼は幸せになりたいと思っている、それが痛切に伝わってきて痛い。どうやったらなれるのかが分からないんだと思う。」と話していた。確かに基央と桜井くんははまた違う陰の表現の仕方をしている。これはとても誤解を招く表現になってしまうが、基央は幸せを渇望して歌っていない。それが尖りある彼の類いまれな才能。

最近、ローリン・ヒルと平井堅をアイポッドに入れて外出時聞いてるが平井堅も本当に辛そう。故に、曲(歌詞も)がとびぬけてもいい、否応なしに心を鷲掴みにされる。訴えてくる強さがある。

私は ミュージシャンはよりハードな陰を兼ね備えていることが何よりの才能だと思っている。その生き難さが光を見いだす根源(キー)だと思っている。彼らは歌うことで「光」を人に与えることができる、類い稀な人たちだと思っている。そして、より陰な、もがいているミュージシャンに私は惹かれる。彼らには歌う理由がある。

|

« バーナード・リーチ様 | トップページ | かえるの家族 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« バーナード・リーチ様 | トップページ | かえるの家族 »