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2011年4月20日 (水)

『ミツバチの羽音と地球の回転』

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ドキュメンタリー映画、『ミツバチの羽音と地球の回転』をオーディトリウム渋谷に見に行きました。

六ヶ所ラプソディ以来の衝撃です。

タイミングよく上映後、鎌仲ひとみ監督×飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所所長)の対談があった。

一言でいえないほどたくさんここに書きたいことがある。一人でも多く見て下さるといいと思う。

いしだ壱成さんのブログにも書かれていた、山口県に秘密で決行されようとしていた上関原発の話です。

中国電力に30年間もの間反発し続けた祝島という小さな島での漁師さんらの話がメイン。

祝島は類いまれな豊かな海と資源に恵まれた小さな島で、半農半漁を営む住民らにとって海は生きていく上での糧。この豊かな海が原発によって死ぬ。どうしても止めなくては成らないと生活の糧である仕事をストップさせてまで運動をしている姿。毎週月曜日はもデモ行進を日課とし、寄り合い会議に、中国電飾への抗議、海の上での連日の監視などなど、それを30年間もの間、続けてきてくださったのです。

くださったというのは、何も知らない私たちに変わって日本の資源を守り続けてきてくれたからです。

この映画を見てもつくづく思いました。私たち日本人は平和ボケしすぎている。もっと飛躍しれば自分だけは震災や避難生活にあわないとどこかで思っている。事実とは、間違いなく一人一人が当事者であること。

人災と天災が絡み合っている今、相変わらずメディアは嘘を流し続け、平和ボケした私たちは騙され続けている。


映画後の対談で印象に残った言葉。
・明治維新から3回、太平洋戦争から2回、日本は大きな震災(リセット)に遭遇している。
今回の震災まで過去に2回失敗している。このリセットではもう失敗が許されない。

・「細部に神が宿る」ということわざがある。英語で言うと「細部に悪も宿る」とも言います。
この国の官僚の独裁体制にメスを入れると民主党が立ち上がったが、自民党政権時代と変わらずドアさえノックできずにいる。そして政治家は官僚の嘘が見抜けず、この国の隠蔽された原発の事実さえ知らない人間ばかり。細部の悪が見抜けない政治家は失格です。

・銀座、赤坂、霞ヶ関、まさに虚飾の街であるこれらの場所で、日々、思考停止オヤジたちが無意味な主席を繰り広げている。

・日本は世界で初めての原爆を落とされた被爆国。世界はこの国はどれだけの被爆処方をもってるのかと注目している。ところが、まったくこの国の医療に放射線による被爆に対する治療は完無なのです。今も広島には26万人の被爆者がいる。その被爆者は爆心地外であるという驚くべき現実。

ということは福島から遠く離れた東京、この地は十二分に日々被爆しているということなのです。それは、水、食べ物、空気(土壌)という3つの要素から。

私たちがなくしてしまったものの多きさを、ゆっくり私たちはこの先、知る事になることでしょう。
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気の遠くなるような大量の放射能が海にながされた。海草類を好んでたべてきた日本人のこの何ものにも代え難い祖先から受け継がれた資源に。日々、たくさんの人々が被爆している今(実際その放射線による被爆は東海地方、名古屋にも及んでいる様子)、なくしてしまったものの大きさを思い知るのは、この先かもしれないが、今のこそされたこの資源をこれ以上失う事のないよう、今生きている私たちが何をすべきなのか、今いちど考えるためにも、是非、「六ヶ所ラプソディ」と『ミツバチの羽音と地球の回転』一人でも多くの人が、願わくば全国民が見るチャンスがありますように。

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