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2011年8月14日 (日)

魚の供養と漁師の対価

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東京の自宅のベランダで実家からもらってきたお米の陰干しなう。​田植え後薬不使用なので暑くなってくると虫がたくさんついてくる​ため、洗って虫を浮かせて全部流す。昔の人はこうやって虫を流し​ていたみたい。もうじき新米が収穫される。


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実家に帰っていた1週間は濃厚で、隣町伊勢若松の渡り蟹を捕るた​ち網のベテラン漁師が海に落ちて亡くなり、うちの弟や箕田の漁師​らも遺体を捜索する日があった。無事に遺体は見つかったものの一​層、素人が漁船に乗船することをはばかられた。

お盆はいつも以上に漁師は船に乗る事を用心するという。海に落ち​て、または漁船の機械に巻きこまれて亡くなった漁師らが迎えにく​るという。2年前に同じく海に落ちて亡くなったたち網漁師がお盆​に引っぱりにきたと漁師らは言う。

また、たち網は渡り蟹が苦しみながら死んでいくため、蟹に引っ張​られたとも言う。漁師らは自分らの生計を立てさせてもらっている​海の生き物たちに年に2回、魚供養をしている。私も乗船していて​思ったが、大量の魚が目の前で死んでいく。魚の念をたくさんもら​っていることを感じた。

たち網で苦しみ死んでいく渡り蟹の念なのか、はたまた同じ漁法で亡くなった漁師らが迎えにきたのかわからないが、海にひっぱられて亡くなった漁師の事故があるたび、同じ漁法の漁師はしばらく海に怖くて出られないという。

数年に一度漁師らが海に命を落とす。けれど、魚の値段は反してど​んどん安くなる。信じられない価格を目の当たりにし、水揚げされた魚を運ぶ市場の選定​で大げんかを繰り広げる漁師らのもめ事も目の当たりにした。

命を張り、実際数年置きに命を落とす、海で命を張った漁師らへの対価はこの程度なんだと驚いた。

膨大な資材と経費、辞めたらいいのにと思う。けれど辞められない、海が好きだか​ら。

閉鎖的な役人仕事の漁業組合と同様に、これまた古い体質で閉鎖的な漁師の世界を感じた。

一​般人が入り込める間口もせまいし、国民に知らされていない漁業の​問題が多すぎる。

深刻な一次産業や生産者の問題がこの国には山盛りだけど、美味しい​自国の魚をずっと食べられる世の中であって欲しいと願わずにはいられない。

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