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2012年2月

2012年2月28日 (火)

ほっかむり

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実家の近所(徒歩数分)に住んでいた同級生の男子から、
十何年ぶりに電話があった。


「おまえの本よんだわ〜。あんなに近くに住んでたのに、
お前の事、な〜んもわかってやれやんだわ。ごめんな〜」って(笑)。

小さい頃からそんなこと思って生きてないし〜って、
笑えてきたけど、最初は誰かわからなかったくらいに
超久方ぶりに、読了後すぐさま電話かけてきてくれたことに、
とにかく感動した。
なんちゅうやさしい子や。

「お前、小学校の時、浜でほっかむりして親の手伝い
しとったんやな〜それも知らんだわ。ごめん」


「オレ、食べ物むっさ祖末にしてたな〜っ。
これからは感謝するわ〜」とか。

いや〜、私も食べ物は祖末にして、えらそうな事
言えないので、書いたのに〜って(笑)。


で、農家の家出身の、仙台の友達にそのこと話したら
ほっかむりの手伝いに妙にウケていて
『そうそう私もほっかむりして手伝いしてたの
思いだしたよ。稲刈りのとき恥ずかしくて。
さらにサングラス、余計目立つ~!』って。


爆笑〜。


自営業の家の子供はみんな、こうやって
友達に見つからぬよう、隠れながら
親の仕事を手伝ってきたんじゃないでしょうか。

今でも帰省すると少し手伝うこともあるけど
恥ずかしいと思わなくなった。
長靴にほっかむりにもんぺ、なんでもいい。
労働の汗にまみれや汚い格好のが格好よく見える。

これも、都会暮らしを経てきた末の、おかげか。

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2012年2月24日 (金)

思い立てばすぐ行動

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の私。

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2012年2月23日 (木)

まぶい!

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昨日は日中、とても暖かい天候だった。
急いで洗濯して、机に向かっていたら、、、
みるみる曇ってきた。
とほ〜。
午後数時間たっても乾かない洗濯を部屋に入れて
ストーブの上に吊るした。
あっという間に乾いたけれど。
太陽光にあてたかったなー。

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2012年2月22日 (水)

巨大レタスとうとうなくなる

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建物の4階、うちのベランダから落下したと
思われる中国レタスの種。
それがみるみる、小さな子供の背丈にまでになった。
最後は肉食植物のごとく形相の、
巨大化けものみたくまで育った。

通行人や近所の人たちの噂にもなっていたようで
えらいこっちゃ!なんとか処分せな〜と思いつつ
怖いもの見たさで放置していたが。。。

とうとう根こそぎ刈り取られていた!
しかも、業を煮やして切ったような様子で
放り投げられていたのだった。
また種が落下しないかと願っていたりする。。。


写真:成長途中のレタス。ここからさらに、1.5倍ほどに成長。

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2012年2月21日 (火)

生産者から遠い距離にいる方々にこそ。

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なんでも仕事は大変だけど、とりわけ労力や神経をすり減らすことが
多かった去年、私自身は達成感にとても豊かな気持ちなのだけど、
体力精神的にも、金銭的にも、たいへんな労力もいった。
そんなえらいことせんでもええと、哀れみの目でみていた母が、
連日懸命に本を売ってくれようとしている。

漁師の人に少しでも買ってもらおうとか、漁業組合の人に声かけたり。

涙が出る程ありがたいが、この本は漁師に読んでもらおうとして
作ったわけではない。
漁業のことが載った、などと、漁師が喜ぶような世情ではない。

漁師は今、空港や開発のための埋め立てによる保証金で生き
のびようとしている時代。


私の今回つくった本は、保証金目当ての漁師からは
反感をかうかもしれない。

自分たちの漁業権を売って保証金を得る。一時的には生き延びれても、
確実に海を埋め立てた事で、海境はかわり、魚はとれなくなっていくだろう。
それであっても、だ。
そして次世代の人たちのことを考えられないほど
借金苦もあるだろうし、本業では食べていけない時代なのだ。
自分たちの権利を売って、生き伸びるという漁業界のこのシステムは、
まさに原発と同じ。

風向きを変えるのは、漁業関係者ではない。
世論。生産者の顔が見えずらい、都会の人にこそ、
漁港や水産なんて無関係の一般の方々に手にとっていただくには...と、
この本に関わってくれた人たちの力を借りて、
ビジュアルにも、内容的にも試行錯誤してつくりあげてきました。

目指すは、な〜んの興味もない方々の手に。より都心部の人たちに。
生産者から遠い距離にいる方々にこそ、届けることが目標です。

『いのちをつなぐ海のものがたり』

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2012年2月19日 (日)

マンパワー

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父は弟(漁師歴23年)のことを
『海の怖さをまだわかっとらん』
『知恵が浅い』ともいう。

それは、私にもいってる(当てはまる)ことなのだろう。
私は、自然の大きさと怖さを知らない。
月の引力による潮の満ち引きなんて、見れないし計算できない。
旧暦や暦上の季節の行事でさえも、おぼつかない。

父の友達のカレイのおっちゃん夫妻と両親が10年以上も前、
東京見学にきたとき、東京タワーの見える、車がびゅんびゅん走る
大都会・六本木のど真ん中で、ふつうに天気を読んでいた。

自然相手に働く人たちはどんなに高層ビルが建っていようと、
自然を見つけ出す。

そういう嗅覚が私にはない。

大都会のど真ん中に、空や風があることすら気がつかない。

人間ってすごい。

そうやって、自然に耳を傾け、感覚を研ぎすませながら
かつては、人間という生き物はみんな
自然とともに生きてきたのだろう。


未だにそういう嗅覚を持ち合わせている、
山や海、大地など、自然を相手に生きている人たち。

受け継がれて来た知恵(叡智)
自然を畏れ敬うための儀式の世代交代は
残念ながら、うまくなされていない。


遠い祖先から受け継がれてきたであろう
その知恵に、今、とても興味がある。

そして、マンパワーの究極は、『祈り』だと思う。

写真:齋藤雅子

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2012年2月16日 (木)

漁船に乗れないわけ

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何が大変かって、うちの父親から話しを引き出したり
(身内には漁のうんちくを全くしゃべらない、他人にはしゃべるときもある
しかし機嫌が悪いと自分の部屋から出てこない)、
そして、漁船に乗り込むことが一番のくろうだった。

こっそり弟の漁船に乗り込むから、沖合ではじめて父と遭遇することもある。

何故、ここまで漁船に乗れないか。

1番には、危険だから。


博打を打ちにいく
日々、同じということがない海に。
それも、命をかけて。


ほんとうに、あたりまえのようにベテラン漁師が
次々、海に落ちて、漁中の機械に巻かれて命を落とす。

撮影のために帰省してる最中も一人ベテラン漁師が亡くなった。
それまで、もしかしたら乗せてあげてもいいかもといってた
父の友達のカレイのおっちゃんまでが、
「俺は人の命はよう、預からん。」と断ってきた。

しかも、漁師は遠い昔から、頑に『縁起をかつぎ』
自然を畏れみ、敬い、感謝する儀式を守ってきた。

船の神様は、女性という説もあるため、
女が乗船すると嫉妬するといわれている。
また女が漁網をまたぐと、魚がとれなくなるとも言い伝えられているのだ。

その聖なる領域、命がけの船の上に、興味本位で来ようとは何事や!
『お前らは、簡単に考えとったらあかん!
こっちは命かけて商売に行っとんのや。』
と、東京から友達と二人、目の前で怒鳴られたこともある。

父の弟で唯一会社勤めである叔父の友達はアマチュアカメラマンで
漁師の働く姿をカメラで撮りたいから船に載せてほしいというので
叔父が父に頼んだけど、
『こっちは命かかっとんのや、絶対あかん!』とばっさりだったらしい。

なので、叔父にも、この本をつくってる最中
「お前、その部分は想像して書け。漁の船に乗るのは俺でもできやんのや」
言われていたのだ。


弟も『こっちは遊びとちゃうんやぞ』と。
しかし、最後はなんとかしぶしぶ了承してくれた。


ただ、『船に酔ったら承知せん!』と
釘さされていたので、カメラマンの子に酔い止めは必須。

デジタルカメラとビデオカメラ、両方撮りたかった私は、
何度か夫に懇願した。
東京からいっても、天気や海の状態がよくなくば船には乗れない、
カメラマンの子もそんなに日数とれない、一度だけ撮影に付き合ってくれと。
『船の上はとにかく危ない、命がけ』『船で絶対酔うな!』と
釘さされていた事を聞いていたがゆえに、船に酔う夫は、
絶対嫌だと、後ずさりした。私一人で乗船ということもあった。


漁船に乗れたのは、数回しかない。
天候も大きく左右する。

そんな、すべての条件がそろった、奇跡的に乗れた数回のうちの一回。
カメラマンの子が、弟の船の隣りにひっつけてあった父の船に
乗り込んで、船の上で一般人が入れない
大型の網をロープで引き上げていく様子を、奇跡的に押さえてくれた。

というのは、弟の誘導があったからだ。
これがなかったら絶対その領域には入れない。
プロの漁師でもロープが飛んで来て、命を落としかねない現場の近距離。

そしてその写真がすごくいい。
今まさに海の上での博打の結果がでる、魚を引き上げようとしている
緊迫している瞬間だ。


カメラマンの齋藤雅子さんが押さえてくれたあのシーンは
後にも先にももう撮れないシーンで、宝だ。


そうそう、それで、男であっても漁船に乗る事は、たいへん難しい。
漁師は、船の上で、酔われる事を嫌がる。


そして、父のような、ザ・職人、というような、
昔気質の厳しい漁師であればあるほど、仕事の現場には
絶対人を寄せ付けないのだ。
女なんて、とんでもない!ってことになる。

植林を体験しにいったときも、父の世代の漁師ほど、
写真に撮られる事をことごとく拒んだ。
顔や姿には、やはりザ・職人が刻まれていて、これぞ
海の男、魚をとる職人!という貫禄だ。
そういう人ほど、写真に撮ると絵になるのだけれど。

というわけで、命をかけて、海に博打をうちにいく漁師の写真は、
そうそう撮れないということをあらためて痛感したのでした。

ちなみに、カメラマンの齋藤雅子さんが取材中に言っていた。
もし自分の子供がいたとして漁船に乗るとなったら止めると思うって。
ん〜、たしかに、自分もそうかも。


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出版記念展(東京)

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桜新町駅から少し歩くjikonka TOKYOで3/2(金)〜4(日)と
『いのちをつなぐ海のものがたり』出版イベントを行います。

当日は、2011年の夏に取材した伊勢湾で働く漁師、生産者の姿など、小さいショートムービーを流します。伊勢湾限定の焼き海苔の販売と、本の発売もします。絵は新旧織り交ぜて。詳細は追ってお知らせします。

春の足音もそこまで。
これを超えたら今年はまじでゆっくりできるはず〜。


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2012年2月13日 (月)

からだの好転反応

昨日は、『いのちをつなぐ海のものがたり』を情報誌に紹介くださるライターの方がうちに取材にきてくださいました。そのライターの方は男性で、数年前、中国地方の海で漁船に乗船されたとか。また、本を何冊も出されていた方で、本つくりの大変さと喜び、そんな話しや他の話しに脱線で盛り上がり、楽しくもあり〜、はたまた大変勉強させていただきました。人の手にとっていただくことが本番、これからが勝負。販促、営業と努力しなくてはなりませんが、久々に風邪をひいてダウンしています。熱がずっと続いて、喉も痛く、咳とまらずで、とうとう声がでずらくなってきました。
風邪はやってるわ〜。みなさまもくれぐれも気をつけてください。そして、風邪とは関係ないけど、これから私は早寝早起きを本気で実践し生活習慣を変えようと誓うのでした。というわけで、あと2時間以内に床に入るのだ〜。

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2012年2月11日 (土)

しゃもじとスプーン

台所のゴミ袋にうっかり入れてしまったのか、落としてしまったのか、
年に一度くらいスプーンとしゃもじをなくす。
見つかるときもあれば、なんぼやさがしせど、見つからずのときもあり。。
仕方ないので新調する。
見つかったとき用に、今回は長い木べらを仕入れて
それでごはんもりつけている。
しゃもじとかスプーンとか木べらなど、とかく“すくう”ものに弱い。
気がつけばちっちゃいのから大きいのまでぎょうさん。
途中へらしても、放っておくとまた増えてくる。

とにもかくにも、このたびと毎度のしゃもじはいづこに。。。

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2012年2月 8日 (水)

『いのちをつなぐ海のものがたり』発売日

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今日は2月8日。
大型書店で『いのちをつなぐ海のものがたり』が見れると思います。

紆余曲折がありすぎて、ひとことでうれしい!というよりも
感無量という境地でした。

しかし、先日マスコミ関係者から、生の感想を伺う機会がありました。
伝わったことを実感し、心からうれしさがこみ上げてきました。
たくさんの人に、自然の中で働く生産者の姿を知っていただきたくて
つくりました。手にとっていただけたらさいわいです。
どうぞよろしくおねがいします!


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2012年2月 6日 (月)

ありがとう女子美

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土曜日は母校である女子美の、
今年非常勤を退職される先生方のお別れ会でした。
私もよんでいただきました。

せっかく尊敬する恩師に声をかけていただいたのに
私はたったの2年しか任務を果たしていません。
大学と恩師に何も恩返しもできないままでした。

生徒たちはかわいくて、どっちが先生かわからないという、
仕事では体験できないような、貴重な時間を
過ごさせていただいた2年間でした。

ひとつひとつ年を重ねていくと、都度大きな選択肢にせまられ、
ひとつひとつ手放していかなくてはならない局面にぶちあたる。
今回もそういう中での選択で、決断だったので、
名残惜しさもひとしおでした。

お別れ会時にはじめてお会いした、デザイン科の教授方がいらした。
どの方も、名を聞けば、うわっ〜と感嘆するような
トップランナーの面々。

私が女子美に通っていたときは、とかく外に外に、刺激を求めに
いかなくてはならなかったような時代。
けれど、今は、大学の構内にいるだけでものすごく刺激がある。
教授陣は全て、お金払って私も、講演を聞きに行きたいような
時代の先端にいるトップクリエイターたちなのだ。
その方々の授業を受けられるなんて・・・。生き方に触れられるなんて・・・。
私が大学に通っていた頃からは、考えられない環境。
毎回生徒には話していたが、ほんとうにうらやましい。

どのような人に指導をうけるか、どのような人に出会うかで
人生はかわるのだ。

そして、ご縁があって女子美に教えに来られているそのクリエイター方は、
話すと人間味があってとても面白いし楽しい方々。
あ〜あ、淋しいな。

でもって、最後にヴィジュアルデザイン科の教授である奥村靫正氏と
ツーショットで記念に写真とっていただいた!
奥村靫正氏が女子美の廊下を歩いているなんて、
20年前に想像できただろうか。
帰り道は、氏が装われていた毛皮のコートに、記念に
ご利益かねてもさわらせてもらった。笑

はじめてお会いした教授に言われたけど、
ミックジャガーに顔が似てるんだって。私。
うれしい!涙笑

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2012年2月 1日 (水)

如月朔日

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もう2月!はやい。
今日ははじまりの日なのに、な〜んもやる気もでずひがな一日やること山もりを脇目にボーッと過ごしました。

東北の友達に誕生日メールを送る。
彼女の幼子に「人間は傷も治るし、爪も髪の毛も切ったとしてもまだまた伸びるんだよ」と話したら、なんと3歳半の女の子、「ふーん。人って力強いね」なんてたんたんと返したという。

言葉を失った。
東北の子供の強さに打たれた一日でした。


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