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2012年2月19日 (日)

マンパワー

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父は弟(漁師歴23年)のことを
『海の怖さをまだわかっとらん』
『知恵が浅い』ともいう。

それは、私にもいってる(当てはまる)ことなのだろう。
私は、自然の大きさと怖さを知らない。
月の引力による潮の満ち引きなんて、見れないし計算できない。
旧暦や暦上の季節の行事でさえも、おぼつかない。

父の友達のカレイのおっちゃん夫妻と両親が10年以上も前、
東京見学にきたとき、東京タワーの見える、車がびゅんびゅん走る
大都会・六本木のど真ん中で、ふつうに天気を読んでいた。

自然相手に働く人たちはどんなに高層ビルが建っていようと、
自然を見つけ出す。

そういう嗅覚が私にはない。

大都会のど真ん中に、空や風があることすら気がつかない。

人間ってすごい。

そうやって、自然に耳を傾け、感覚を研ぎすませながら
かつては、人間という生き物はみんな
自然とともに生きてきたのだろう。


未だにそういう嗅覚を持ち合わせている、
山や海、大地など、自然を相手に生きている人たち。

受け継がれて来た知恵(叡智)
自然を畏れ敬うための儀式の世代交代は
残念ながら、うまくなされていない。


遠い祖先から受け継がれてきたであろう
その知恵に、今、とても興味がある。

そして、マンパワーの究極は、『祈り』だと思う。

写真:齋藤雅子

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