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2012年2月21日 (火)

生産者から遠い距離にいる方々にこそ。

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なんでも仕事は大変だけど、とりわけ労力や神経をすり減らすことが
多かった去年、私自身は達成感にとても豊かな気持ちなのだけど、
体力精神的にも、金銭的にも、たいへんな労力もいった。
そんなえらいことせんでもええと、哀れみの目でみていた母が、
連日懸命に本を売ってくれようとしている。

漁師の人に少しでも買ってもらおうとか、漁業組合の人に声かけたり。

涙が出る程ありがたいが、この本は漁師に読んでもらおうとして
作ったわけではない。
漁業のことが載った、などと、漁師が喜ぶような世情ではない。

漁師は今、空港や開発のための埋め立てによる保証金で生き
のびようとしている時代。


私の今回つくった本は、保証金目当ての漁師からは
反感をかうかもしれない。

自分たちの漁業権を売って保証金を得る。一時的には生き延びれても、
確実に海を埋め立てた事で、海境はかわり、魚はとれなくなっていくだろう。
それであっても、だ。
そして次世代の人たちのことを考えられないほど
借金苦もあるだろうし、本業では食べていけない時代なのだ。
自分たちの権利を売って、生き伸びるという漁業界のこのシステムは、
まさに原発と同じ。

風向きを変えるのは、漁業関係者ではない。
世論。生産者の顔が見えずらい、都会の人にこそ、
漁港や水産なんて無関係の一般の方々に手にとっていただくには...と、
この本に関わってくれた人たちの力を借りて、
ビジュアルにも、内容的にも試行錯誤してつくりあげてきました。

目指すは、な〜んの興味もない方々の手に。より都心部の人たちに。
生産者から遠い距離にいる方々にこそ、届けることが目標です。

『いのちをつなぐ海のものがたり』

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